バスケットボールの世界には、記憶に残るプレーで観客を魅了する選手がいます。その中でも、ニック・ファジーカスは日本バスケット界に新たな歴史を刻み続ける選手のひとりです。彼は圧倒的な得点力と試合を支配する冷静なプレースタイルで、多くのファンを魅了してきました。
ニック・ファジーカスの名前を初めて耳にする方でも、この記事を読むことで彼の魅力を十分に感じていただけるはずです。そして、すでに彼を応援している方々には、過去の名場面を振り返ることでさらに応援したくなるきっかけになるでしょう。それでは、伝説を作った瞬間の数々を一緒に追体験していきましょう!
ニック・ファジーカスとは?伝説の選手の歩み
Bリーグを代表するスーパースター
ニック・ファジーカス選手は、アメリカ・ネバダ州出身のバスケットボール選手です。彼の物語は、大学時代から輝かしいものでした。ファジーカス選手は、ネバダ大学で活躍し、2007年にNBAドラフトでダラス・マーベリックスから指名を受けます。その後、NBAやヨーロッパでのプレーを経て、2012年に日本のBリーグ(当時はNBL)に移籍しました。最初に所属したのは、川崎ブレイブサンダースです。
彼が川崎でプレーを始めると、その圧倒的なスコアリング能力とリーダーシップが一気に注目を集めました。例えば、Bリーグ創設後の2016-2017シーズンには、1試合平均27.1得点という驚異的な成績を残し、得点王のタイトルを獲得します。その後もファジーカス選手はリーグを代表するスター選手として活躍を続け、数々の記録を打ち立てました。特に、2017年11月に達成した「Bリーグ最速2000得点」は、彼の偉大さを物語る代表的な瞬間の一つです。
ファジーカス選手は、日本のバスケットボールのレベルを引き上げた存在と言えるでしょう。その努力と成果が、彼をBリーグの顔ともいえる存在に押し上げたのです。
| シーズン | チーム | 出場試合数 | 得点 | リバウンド | アシスト |
| 2016-17 | 川崎ブレイブサンダース | 60 | 27.1 | 10.0 | 2.8 |
| 2017-18 | 川崎ブレイブサンダース | 59 | 25.2 | 11.1 | 3.0 |
| 2018-19 | 川崎ブレイブサンダース | 60 | 22.6 | 10.8 | 3.1 |
| 2019-20 | 川崎ブレイブサンダース | 41 | 22.4 | 10.2 | 3.0 |
| 2020-21 | 川崎ブレイブサンダース | 55 | 21.5 | 9.8 | 2.8 |
| 2021-22 | 川崎ブレイブサンダース | 53 | 20.8 | 9.9 | 2.7 |
日本代表としての貢献と活躍
ニック・ファジーカス選手は2018年、日本代表として新たなステージに立つことになります。その背景には、彼の帰化という重要な決断がありました。ファジーカス選手は、2018年に日本国籍を取得しました。これにより、日本代表としての出場資格を得たのです。
彼が日本代表に加わることで、チームには大きな変化が訪れました。同年6月29日に行われたFIBAワールドカップアジア地区予選のオーストラリア戦が彼のデビュー戦となります。この試合で、ファジーカス選手は25得点、12リバウンドという圧巻のパフォーマンスを披露しました。この活躍がチームを大きく鼓舞し、日本代表が79対78で強豪オーストラリアを破るという歴史的な勝利をもたらしたのです。
この勝利は、日本のバスケットボール界に新たな希望を与えました。それまで苦戦していた国際大会での戦い方が変わり、ファジーカス選手の存在が日本代表の大黒柱となったのです。彼が示したのは、帰化選手としての役割を超えた、全力で日本を背負うという覚悟でした。
名シーン1|Bリーグ最速2000得点の記録(2017年)
達成した瞬間の試合と背景
2017年11月12日、Bリーグが生んだスーパースター、ニック・ファジーカス選手がまた一つ歴史を作りました。この日、川崎ブレイブサンダースが対戦した相手は強豪シーホース三河です。ファジーカス選手はこの試合で2000得点を達成し、Bリーグ史上最速記録を打ち立てました。この瞬間、会場は大きな歓声に包まれ、彼の偉業を讃える拍手が響き渡りました。
試合中、彼は開始から積極的に得点を重ね、リバウンドやアシストでも存在感を発揮していました。第3クォーターで放ったミドルシュートが決まり、2000得点に到達した瞬間、チームメイトが彼を囲み祝福しました。Bリーグが誕生してからわずか2年足らずでの快挙は、多くのファンにとって忘れられないものとなりました。この達成は、ファジーカス選手が日本のバスケットボール界に与えた影響力の大きさを象徴しています。
Bリーグ史に残るスコアラーの凄さ
ニック・ファジーカス選手の2000得点達成は、単なる数字の記録ではありません。それは彼のプレースタイルと、Bリーグ全体への影響力を示しています。彼の得点力は、単にシュートを決めるだけではなく、相手ディフェンスに常にプレッシャーをかけ続ける安定感と巧みさにあります。ミドルレンジからの正確なシュート、ペイントエリアでの力強いフィニッシュ、さらには3ポイントシュートもこなす多彩な攻撃が彼の武器です。
この記録は、Bリーグのレベルの高さを世界に示すものとなりました。ファジーカス選手の活躍がリーグに与えた影響は計り知れません。彼のプレーを見た若い選手たちが、より高い目標を掲げるようになり、日本のバスケットボールの未来を切り開いています。また、彼がこの記録を達成したことで、川崎ブレイブサンダースがリーグ内での強豪としての地位を確立する一助となりました。
2000得点という記録は、ファジーカス選手の努力の結晶です。そして、この瞬間はBリーグ史上、永遠に語り継がれるでしょう。
名シーン2|日本代表デビュー戦での大活躍(2018年)
2018年FIBAワールドカップ予選での印象的なプレー
ニック・ファジーカス選手の日本代表デビュー戦は、2018年6月29日に行われたFIBAワールドカップアジア地区予選のオーストラリア戦でした。この試合は、日本バスケットボール史において記念すべき瞬間となります。強豪オーストラリアを相手に、日本代表がどのように立ち向かうのか注目が集まっていました。
ファジーカス選手は、試合開始から攻守にわたって圧倒的な存在感を示しました。特に得点面では、ミドルシュートやペイントエリアでのフィニッシュで次々と得点を重ね、試合を通して25得点、さらに12リバウンドというダブルダブルを記録します。この活躍により、日本代表は79対78という僅差でオーストラリアを破る大金星を挙げました。日本がこの強豪国に勝利するのは、FIBAの公式戦では初めてのことでした。
ファジーカス選手のデビュー戦でのパフォーマンスは、単なる試合結果以上に、日本バスケットボールの可能性を示した特別な瞬間でした。
日本バスケ界に与えた大きな期待
このデビュー戦での活躍は、日本バスケットボール界にとって特別な意味を持つものでした。それまでの日本代表は、身長やフィジカルで海外の強豪チームに押される試合が多く、勝利への道は険しいものでした。しかし、ファジーカス選手の加入はその状況を一変させました。
彼が見せた安定した得点力とリバウンド能力は、チーム全体の士気を高め、戦術の幅を広げるきっかけとなりました。特に、このオーストラリア戦の勝利は、日本バスケットボール協会が掲げた「世界で戦う日本代表」という目標に現実味を与えるものとなります。日本国内でもこの試合は大きく報道され、ファジーカス選手の名は一躍全国的に知られることになりました。
さらに、この試合は若い世代の選手たちにも強いインスピレーションを与えました。海外の強豪に対しても恐れず戦えるという姿勢を示したことが、後に続く世代への大きな励みとなったのです。ファジーカス選手が示したこの希望は、日本バスケ界の未来を明るくするものでした。
名シーン3|2021年天皇杯優勝を決定づけた活躍
2021年天皇杯決勝での圧倒的パフォーマンス
2021年3月13日、川崎ブレイブサンダースは天皇杯全日本バスケットボール選手権大会の決勝戦で宇都宮ブレックスと対戦しました。この試合は、川崎にとって7年ぶり4回目の天皇杯優勝をかけた重要な一戦でした。そして、その中心にいたのがニック・ファジーカス選手です。
試合序盤からファジーカス選手は、彼の代名詞ともいえる正確なミドルシュートを次々と決め、得点を重ねました。さらに、リバウンドでも積極的にボールを奪い、チームに流れを引き寄せるプレーを見せます。第4クォーターでは、宇都宮が猛追してくる中、ファジーカス選手が冷静にシュートを決めることで、川崎に勝利を引き寄せました。最終スコアは76対60で、川崎が宇都宮を破り、見事に優勝を果たしました。
ファジーカスが残した名シーンが示すもの
記録だけでなく、仲間やファンへの貢献
ニック・ファジーカス選手は、ただ優れたバスケットボール選手というだけではありません。その人柄や周囲への影響力でも、多くのファンや仲間から愛されてきました。例えば、2021年の天皇杯決勝後のインタビューで彼は、自身の得点や記録についてではなく、チームメイトへの感謝やファンへの応援を何よりも強調していました。彼は試合後、ロッカールームで一人ひとりの選手を讃え、勝利の喜びを共に分かち合ったそうです。
また、ファンへの対応でもその素晴らしい人柄が光ります。試合後のサイン会では、自身が疲れていても最後のファンまで笑顔で対応し、感謝の言葉を述べる姿がよく見られます。2020年には、コロナ禍で観客の入場制限がある中、SNSを通じてファンと交流し、「皆さんがいてこそのチームだ」と発信していました。このような行動は、彼がいかに周囲の人々を大切にしているかを物語っています。
ファジーカス選手の記録や名シーンには、常に仲間とファンへの感謝が根底にあり、それが彼の偉大さをさらに引き立てています。
日本バスケ界への大きな影響
ニック・ファジーカス選手の存在は、日本バスケットボール界にとって計り知れないほど大きな影響を与えました。彼が示したのは、個々のプレーヤーが持つ力がチーム全体を変え、さらにはリーグや国全体の競技レベルを底上げする可能性です。
特に印象的だったのは、2018年の日本代表デビュー戦でのパフォーマンスです。強豪オーストラリアを相手に25得点を記録し、日本バスケ界に「世界でも戦える」という希望を与えました。この試合を見た若い世代の選手たちは、ファジーカス選手のプレーに憧れ、自身も高い目標を掲げるようになったと言われています。
また、彼の加入によって日本代表の戦術の幅も広がりました。インサイドプレーだけでなく、彼のアウトサイドシュートの正確性がチーム全体の戦い方を変え、他国の強豪とも互角に戦える力をつける要因となりました。この影響は、次世代の選手たちがさらに成長するための土台となり、日本バスケ界の未来を明るく照らしています。
ファジーカス選手のプレーとその姿勢は、日本のバスケットボールが新たなステージへと進むきっかけを作りました。
終わりに
ニック・ファジーカスは2023-24シーズン限りで現役を引退しました。彼の活躍はただ試合での得点やプレーにとどまらず、日本のバスケットボール全体に多大な影響を与えました。彼が生み出した数々の名シーンは、ファンや選手にとって忘れられない瞬間となり、彼の存在感は今後も日本バスケットボール界に大きな影響を与え続けると思います!
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