
ワンアンドダンってよく聞くけど、意味がわからない。なんでみんな1年でNBA行くの?どんな選手がいるの?将来この制度ってどうなるの?

ワンアンドダンは、大学に1年だけ在籍してNBAに進む制度のこと。デュラントやザイオンもそうだったよ。制度の背景やメリット・デメリット、今後の見通しまで全部わかる内容になってるよ!
この記事でわかること
「ワンアンドダン(One and Done)」という言葉を、NBAファンなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。これは、大学バスケでわずか1年だけプレーしてNBA入りする選手たちを指す言葉です。
ケビン・デュラントやザイオン・ウィリアムソンといったスター選手たちもこの道を通ってきましたが、彼らのように成功を掴んだ例もあれば、十分な準備ができずに苦戦するケースも少なくありません。
この制度は選手個人のキャリアだけでなく、NBAや大学バスケそのもののあり方にも大きな影響を与えてきたのです。
本記事では、「ワンアンドダン」とはどんな制度なのか、その仕組み・背景・影響についてわかりやすく解説しながら、今後どうなるのかという未来予測まで踏み込んで紹介していきます。
🏀 ワンアンドダンとは?制度の基本ルールと背景
そもそも「ワンアンドダン」とは何か?
「ワンアンドダン(One and Done)」とは、高校卒業後に大学バスケで1年間だけプレーし、その後すぐNBAドラフトへ進む選手たちの進路パターンを指す言葉です。
通常、大学バスケ(NCAA)では選手が3〜4年在籍するケースが多かったのに対し、この「1年だけ大学を経由してNBAに行く」流れが主流になったことで、特に2000年代後半から注目されるようになりました。
なぜこの制度が導入されたのか?(高卒禁止の経緯)
かつては高校から直接NBAに進む“高卒ルーキー”も珍しくありませんでした。
実際に、ケビン・ガーネット(1995年)、コービー・ブライアント(1996年)、レブロン・ジェームズ(2003年)など、数々の伝説的選手が高校から直接プロ入りしています。
しかし、2005年、NBAと選手会(NBPA)の労使協定で次のような条件が設けられました。
「ドラフト対象選手は高校卒業から少なくとも1年が経過しており、かつ19歳以上でなければならない」
この結果、多くの選手が「とりあえず大学で1年だけプレーし、ドラフトに出る」という選択をするようになり、これが「ワンアンドダン」の制度的背景となっています。
対象となる選手と制度の仕組み
ワンアンドダン制度に関わる選手たちは、以下のような条件を満たしています。
- 高校卒業後、大学(NCAA)などで最低1年間プレー
- NBAドラフトの年に19歳以上であること
- アマチュア資格を1年で放棄してプロ転向(エントリー)
ただし、大学を経由する以外にも、近年では海外リーグ(オーストラリアNBLなど)を選ぶ選手も増えてきています。
📝補足:
例えば、ラメロ・ボールは高校卒業後、オーストラリアのNBLでプロデビューしたのちNBA入りしています。これは「ワンアンドダン」とは別の進路ですが、背景には同じ年齢制限ルールが関係しています。
🏀 NBA選手はなぜワンアンドダンを選ぶのか
1年でNBAに行くメリットとは?
ワンアンドダンを選ぶ最大の理由は、できるだけ早くNBA入りし、高額な契約を結びたいという経済的な事情です。
トップクラスの高校生はすでにNBAスカウトから注目されており、大学で1年間ケガをせずに好成績を残せば1巡目指名=数億円規模の契約が現実となります。
また、大学に長く在籍するとケガやスカウティング評価の低下のリスクもあるため、あえて1年でプロ転向するほうがキャリア的に“安全”とされることも。
✅ 早期NBA入りの主なメリット
- 若いうちに年収数億円の契約を得られる
- NBAチームによるトレーニング・育成環境が整っている
- スター選手としてのブランディングが早く始まる
代理人・家族・大学の事情も影響
ワンアンドダンの選択は、選手個人だけの判断ではありません。
代理人・コーチ・家族など周囲の影響も非常に大きく、多くのケースで「このタイミングでドラフトに出るべき」という強いアドバイスがあります。
一方で、大学側も短期間でも有望な選手が在籍すれば話題性や観客動員に繋がるため、黙認するスタンスが取られがちです。
たとえば、デューク大学やケンタッキー大学は、毎年のようにNBA入り前提の選手を受け入れており、ワンアンドダンを積極的に許容する大学として知られています。
成功例と失敗例から見る“賭け”
ワンアンドダンは「最短でNBAにたどり着く夢のルート」とも言えますが、すべての選手が成功するわけではありません。
- 🏆 成功例
- ケビン・デュラント(テキサス大学→NBA):大学1年で大活躍し、2位指名→MVP獲得へ
- アンソニー・デイビス(ケンタッキー大学→NBA):大学でNCAA優勝、1位指名→オールスター常連
- 😥 失敗例
- ジョシュ・セルビー(カンザス大学→NBA):1年で評価が下がり、NBAでは定着できず
- ダリウス・マイルズ(直接NBA入りの高卒だが、早熟の例):スター候補から短命キャリアへ
このように、「1年でNBAへ行ける」という道にはリスクも大きく、実力と運が試される制度なのです。
🏀 歴代の有名ワンアンドダン選手5選
ワンアンドダン制度の登場以降、NBAには数多くのスター選手がこのルートを通ってプロ入りしてきました。ここでは、特に成功を収めた代表的な5人のワンアンドダン選手を紹介します。
ケビン・デュラント(テキサス大学 → 2007年NBAドラフト2位)
ケビン・デュラントは、ワンアンドダンの成功例として最も有名な存在のひとりです。
テキサス大学で1年目から平均25.8得点・11.1リバウンドという驚異的な成績を残し、NBAでは新人王を受賞。その後もMVP、得点王、NBAチャンピオンと数々の栄誉に輝きました。
ポイント: デュラントは「大学で1年だけ圧倒的な結果を出してからNBAで即戦力となった」典型例です。
アンソニー・デイビス(ケンタッキー大学 → 2012年ドラフト1位)
ケンタッキー大学でNCAA優勝に貢献し、ディフェンスとスキルの完成度の高さで評価されたAD(アンソニー・デイビス)は、1年でNBAへ進み1位指名を受けました。
NBAではオールスター常連となり、2020年にはレイカーズでチャンピオンにも輝きました。
彼のように、「大学での1年で勝者のメンタリティと守備力を示す」選手はスカウトの評価も高くなります。
カイリー・アービング(デューク大学 → 2011年ドラフト1位)
カイリー・アービングは大学での出場試合数こそ少なかったものの、その卓越したボールハンドリングと得点力で注目され、1年でNBA入り。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その後はキャブス時代にレブロンと共に2016年のNBA制覇にも貢献。
ポイント: ワンアンドダンでも「試合数が少なくても天才性が伝われば評価される」ことを証明した例です。
ザイオン・ウィリアムソン(デューク大学 → 2019年ドラフト1位)
高校時代から全米的に注目されていたザイオンは、大学でも圧倒的な身体能力とフィジカルで話題をさらいました。
デューク大学で平均22.6得点・8.9リバウンドを記録し、1位指名でNBAへ。
怪我に苦しみながらも、登場した試合では“規格外”の存在感を放っており、ワンアンドダンの象徴的選手のひとりと言えます。
ジェイソン・テイタム(デューク大学 → 2017年ドラフト3位)
テイタムは、大学時代からバランスの取れたオフェンス力と成熟したプレーが魅力とされていました。
NBA入り後も順調に成長し、セルティックスのエースとして複数回のオールスター出場を果たし、2024年にはNBAファイナル優勝。
ポイント: 「1年でNBA入り→数年かけてスターへ」という王道ルートを歩む好例です。
📝 補足:レブロン・ジェームズはワンアンドダンではない?
レブロンは2003年に高校から直接NBA入りした「高卒プロ」の代表格です。
2006年以降のNBAドラフトでは高卒選手が禁止されたため、現在ではレブロンのような例は存在していません。
🏀 ワンアンドダンのメリットとデメリット
ワンアンドダン制度は、選手・大学・NBAそれぞれに影響を与える制度です。
一見すると「有望な若者が早くNBAで活躍できる」と良いことづくしにも見えますが、実は複雑なメリットとデメリットが入り混じった制度でもあります。
ここでは、主に3つの視点(選手・大学・NBA)からその利点と課題を整理していきましょう。
選手側の視点
- ✅ メリット:
- 早くプロになって収入を得られる(家族の経済事情による動機も多い)
- NBAの育成環境で才能を伸ばせる(トレーニング・設備が充実)
- 大学よりも高レベルの競争環境で成長できる
- ❌ デメリット:
- 身体が未熟なままプロの過酷な世界に放り込まれるリスク
- 一発勝負のドラフトに失敗すると、Gリーグや海外での再出発を余儀なくされる
- 短期間の大学生活では、学業や社会的スキルが身につきにくい
⚠️ 一度プロ入りすると「戻ることが難しい」という構造も、選手にとっては大きなプレッシャーになります。
大学側の視点
- ✅ メリット:
- スター選手の獲得によって集客・話題性・テレビ放映権が向上
- NCAAトーナメントで勝ち進めば大学ブランドも強化される
- ❌ デメリット:
- チームビルディングが難しく、1年で去る選手を中心に据えづらい
- 育成よりも“ショー化”した運用になりがち(勝利優先)
多くの名門校が「ワンアンドダン型リクルート」を積極的に行っており、教育機関としての立場とのバランスに課題を抱えています。
NBA側の視点
- ✅ メリット:
- 若い才能を早く発掘し、チームに合わせた育成をコントロールできる
- スター候補の選手が早期にプロ入りすることで、リーグの注目度がアップ
- ❌ デメリット:
- 未成熟な選手が多く、即戦力として計算しづらい
- チームが選手の成長を“育て直す”コストと時間を抱える
特に上位指名を外すと「数年間の再建プランが崩壊する」こともあり、フロントのスカウティング能力が強く問われます。

正直、私自身は「1年でNBAを目指す」のは早すぎると感じていましたが、調べていく中で考えが変わりました。選手によって置かれた環境や目指すキャリアが違うからこそ、“全員にとっての正解”なんてないのだと思います。
🏀 制度がもたらしたNBAと大学バスケへの影響
ワンアンドダン制度は、単なる進路のひとつではなく、NBAとNCAAの構造そのものに大きな変化をもたらした制度でもあります。
ここでは、NBAと大学バスケそれぞれが受けた具体的な影響を整理してみましょう。
大学バスケの“育成”から“ショー化”への変化
かつてのNCAAは、選手が3〜4年をかけて成長していく「育成の場」としての性格が強くありました。
しかしワンアンドダンの登場以降、1年だけの“ショータイム”に変わりつつあるのが現状です。
- チームの中心選手が1年で去るため、長期的な戦略が立てづらい
- ファンも「推し選手を応援していたら翌年いない」ことが多く、大学バスケへの愛着が薄れやすい
特にデューク大学、ケンタッキー大学、カンザス大学などは、1年限定のスターを獲得し話題を集める“興行化”が進んでいるとも言われています。
NBAの新人育成コストと“ハズレ”リスクの増加
NBA側も、若すぎる選手をドラフトで獲得することにより、即戦力としては使えないケースが増加しました。
結果として、チームは下記のような課題に直面します。
- ルーキーに2〜3年かけて身体・スキル・メンタルを育て直す必要がある
- 将来性を見越した指名が増え、ドラフトの“ギャンブル性”が上昇
実際、「高いポテンシャルで指名したが成長が伸び悩んだ」という例も多く、チーム再建に失敗するケースも少なくありません。

個人的には、大学でじっくり成長する選手を見るのが好きなので、ワンアンドダンが当たり前になるのは少し寂しさもあります。けれども、それが時代の流れであり、選手の自由な選択肢が増えるのは歓迎すべきことだとも思っています。
🏀 まとめ|ワンアンドダン制度が投げかける未来
ワンアンドダン制度は、若い才能を最速でNBAへ送り出す道として確かに輝きを放ってきました。しかしその裏では、選手の未熟さや大学バスケのショー化、NBA側の育成コストなど、数多くの課題も浮き彫りになっています。現在はGリーグ・海外リーグ・プレップスクールなど多様な選択肢が広がり、「1年で大学を去る」こと自体が絶対の正解ではなくなりつつあるのが現状です。今後、高卒解禁を含む制度改正が実現すれば、選手たちは自らのキャリアや学習環境に合わせて、より柔軟な進路を描けるようになるでしょう。最終的に重要なのは制度の存廃ではなく、それぞれの選手が最適な成長ルートを選べる“多様性”を確保することだといえます。
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